八ヶ岳―赤岳鉱泉、中山展望台周辺散策
18.2.25
参加者 佐々木(元信金山岳部員)
原田(佐々木さんの友人)
筒井、赤羽目
昨年の2月の3連休に八ヶ岳に登りその美しさに魅了されました。今年も写真仲間を誘って行っ
てみようと思っていた矢先、職場の元同僚で一緒にカナダにスキーに行った、現在、茅野市でナ
ースをされている佐々木さんから私のホームページを偶然発見したという連絡をもらいました。住
んでいる茅野市から八ヶ岳が綺麗に見えるという事で、山に興味を持っているようでしたので今
回お誘いしたという訳です。冬山の美しさを紹介するのに八ヶ岳は入りやすく、稜線に行かなけれ
ば危険は少ない山ですが、2月11日に硫黄岳付近の赤岩の頭で雪崩が発生し、一人亡くなって
おります。
今回のコースは登山口の美濃戸〜赤岳鉱泉〜中山峠〜中山展望台〜行者小屋〜美濃戸と1
周してくる距離にして約10kmのコースです。 雪崩の心配はありませんが、油断すると滑って川
に転落しそうな箇所があります。
美濃戸から1時間 堰堤広場にて 登山道対岸にいたカモシカ
朝8時に諏訪市で待ち合せ、美濃戸へ向かう。美濃戸口から美濃戸までは凍結した深い輪立
ちで緊張する道です。 筒井君のHRVでも腹を擦りました。美濃戸で登山者カードを記入し、9時
半出発。天気がよく陽射しが強く、20分も歩かない内に上着を脱いでの歩行です。堰堤広場ま
では雪上車が入るようで、そこからは沢に沿って細い登山道となります。途中で運良くカモシカ
に出合いました。腹を空かしているのか動く元気もないようでした。
大同心が見え始める 11:20 赤岳鉱泉の人工の氷瀑と大同心
11時45分に赤岳鉱泉到着。いつ来てもここから見る大同心は圧巻です。景色が見渡せるテ
ント場で早速昼食を取ることに。プリムスのコンロで焼肉をして周囲に匂いを漂わせる。旨い−。
天気もよくビールも旨い 大同心・小同心 坊さんが手を合わせているようです。
昼を食べ中山峠へと向かう。今回一番の急登で、昼食を食べ過ぎたのか体が急に重く感じて
何度も休みながら登る。雪も多くなり、アイゼンを履いてないためダブルストックの力を借りてバ
ランスを保ちながら登りました。
中山展望台にてのティータイム13:50 赤岩の頭と硫黄岳(右) 雪崩は赤岩の頭で発生
中山展望台でお茶を沸かし、しばし景色を堪能しました。北アルプス、乗鞍、御嶽、南アルプス
と目前に迫る主峰赤岳、阿弥陀岳の景観は圧巻です。カメラマンも二人いて三脚を備え夕陽ま
で構える様子でした。
行者小屋にて(冬期閉鎖中) 14:25 帰りの雪原
行者小屋は冬期閉鎖中で、昨年の2月の連休のような賑わいは無く、テントも2、3張りあった
だけでした。 美濃戸までは日影が凍っていて下り坂はツルツルでかなり何度も転びそうになり
ました。美濃戸へは予定通り16時に着きました。
今回の山行は快晴に恵まれ、ピークには立ちませんでしたが雄大なパノラマを堪能出来ました。
同行されたお二人のナースさんも、毎日眺めている八ヶ岳が今まで以上に身近に感じることと思
います。花の時期に、次回は稜線に登りましょう。
主峰 赤岳(2.899m) 中山展望台より
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