八方尾根バックカントリースキー    17.4.6
                                                          単独行

                                            ハーガンツアーエキスパート177cm
                                            ノルディカ兼用靴、フリッチディアミール3

         松本市に用事があったため有休をとり、早出して八方尾根に行って来ました。最終リフトの八方
        池山荘から昨年3月に登った丸山ケルン(2,450m)まで3時間かかりました。朝思い付きで出た
        ためシールを忘れてしまい、スキーを担いでの登行となりました。

                                                  
          
        丸山ケルン上からの唐松岳(2,696m)  稜線からドロップインするボーダー 左写真の全容 abの交差がボーダー
                                                       右のピークは不帰(かえらず)の瞼

           
丸山ケルンで昼食を摂り、担ぎ上げた400mmレンズを覗いていたところ、稜線にボーダーを発見。
        下を覗き込んでいる様子。まさかあの絶壁を…と思った瞬間、な、なんと唐松沢めがけて飛び込んだ。
        稜線の標高は2,600m、沢まで400m以上だ。転倒すれば間違いなく一巻の終わりだろう。滑った
        跡がたちまち雪崩れていくのが解った。それにしても凄い。テレビでエキストリームスキーを見た事が
        あるが、現実を見てその凄さに興奮した。
        
           
          
丸山ケルンからの五竜岳と鹿島槍(左奥)           丸山ケルン(右上部)からの私のシュプール

            
丸山ケルンから滑った跡が無く、私だけの一人占めとなった。広大な斜面に思い切り自分のシュ
         プールを描いた。気温上昇で重く湿った雪で、スキーが雪の中に刺さらないよう、トップを上げなけれ
         ばならない。ゲレンデでは、ずらせばターン出来てもここでは回らない。
ゲレンデスキーがうまく滑れ
         ても、
遊園地スキーのテクではバックカントリーにおいては通用しないのだ。また、基本は転倒しな
         い事です。
          3時間かけて登った所を帰りは30分で下ってしまいました。苦労したからこそ、1本の滑りが貴重
         で、また行きたくなるのです。
          

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