季節のお便り 
                                                        23年の季節のおたよりへ


                       
                          針氷群 高森町浮動滝付近にて
           
           今年も僅かとなり、年末年始の休日に今日から入りました。昨日も雪が降り、この冬は例年より
          寒いような気がします。そこで、高森町の不動滝が凍っているか見に出掛けて来ました。氷に雪
          が積もって崩れ落ちてしまったのか、滝の結氷は期待はずれでしたが、付近の山肌には写真の
          ような見事な「つらら」が見られました。 寒さはこれからが本番ですので滝の結氷に期待し、天の
          川との写真の構想を考えております。                            24.12.29


                        
                                   鳥に突かれたリンゴ

            昨日まで職場の旅行で長崎に行き、セントレアを22時に出て自宅に戻ったのが日付が替わっ
           てからであったため、朝ちょっと起きるのが辛かったけど連休最終日で実家ではリンゴ狩りに振
           り回されているし、かみさんは昨日も手伝いに行っているとあっては応援に行かない訳にいかず、
           1日中リンゴ取りの手伝いでした。近所では今リンゴの収穫の真最中です。柿を作ってない農家
           は既にリンゴの収穫は終わっているようです。段々に畑からリンゴが収穫されて無くなっていくと、
           残った果樹園のリンゴが害鳥の標的になるため農家も大忙しです。実家の果樹園でも各畑に1台
           爆音機を置いてありますが、写真のようなありさまです。ヒヨドリかムクドリの仕業です。果肉の酸
           化具合いから見て、今日やられたと思われます。昔はカーバイトを使用してアセチレンガスで爆発
           させていたものが、今はプロパンガスに替わり、爆音の間隔も調整できますがあまり短いとガスの
           減りも早く、ご近所迷惑となるため、数分置きに鳴らしています。鳥も利口で、鳴らない間に来て摘
           み食いして行きます。同じリンゴを突いてくれれば被害は小さくて済むのですが、次に来た鳥は別
           のリンゴを突くため1箇所だけを突かれたリンゴが目立ちます。これでは商品価値が無くなり売物
           になりません。自家消費や余程理解のある人にしか上げられません。収穫後早い内ならジュース
           用として使えますが、傷口が直に腐っていくため勿体ないけど廃棄処分が多いようです。今のとこ
           ろ鳥害から守る手段として電子音で鳥を威嚇したり、爆音機、ネット等々各農家は対策費用も馬鹿
           にならぬとあってまちまちです。山の近くでは猿害も酷く、対策費も相当な負担となっております。
                                                            24.11.25


            飯田市のシンボルの風越山も14日に初冠雪があり、浪合の治部坂峠では積雪が5cmあった
           ということで、山道に出掛けるにはそろそろ冬用タイヤに交換した方がよさそうです。 今年の冬
           は長期予報では暖冬とのことですが、この分ではスキー場も早くオープンできそうで楽しみです。
            寒くなり星がとてもきれいです。明日はしし座流星群が現れる予想ですが、天気が崩れそうで、
           ならば今晩ダメモトで出掛けてみようかと思っている最中です。        24.11.16
         
           
NHK撮るしん 11/15南信エリアに「銀河の山門」が載りました。ご覧下さい。


                       
                                高所作業車による柿取り作業

             11月に入り近所では柿取りの真っ盛りです。私も実家の柿取りの手伝いに行き1日中三脚に
           登り柿取りをしました。渋柿も干柿となって消費者の口に入る時は、1個が200円でも売れる高級
           自然食品に変わるとあって、農家の冬のボーナスと言われております。写真の範囲だけでも数千
           個実っております。天気もよく青空を見上げて柿を取っていると、上空を通る飛行機の多さにに驚
           きました。セントレアに帰って来る飛行機でしょうか?15時以降は上空に4機も飛んでいる時があ
           りました。
                                             24.11.10


                        
                             常念岳山頂からの槍・穂高連峰   24.10.24
            
            
上司が積極的に有休を取得しないと部下が休みづらいという事で、有休を取り新雪のあった北ア
           ルプスへ行って来ました。寒さ慣れしていないため稜線の風は堪えましたが、素晴らしい展望に癒
           されて、リフレッシュできました。                             24.10.25
            「野塾写真館」にUPしてあります。

            NHK撮るしん 10/25中信エリアに「冬到来の槍・穂高連峰」が載り、NHK総合「イブニング信州」
           でも紹介されました。


           連休中に南アルプスの赤石岳に小渋川を渡渉して登ろうとしたのですが、前日の雨、出発の7日も
          南アルプスは降っている様子であったため予定を変更し、新潟県境にある苗場山に行って来ました。
          秋山郷に入るとブナ林にツキヨタケを発見し、あまりにもびっしりと生えていたため夜見てみたいという
          好奇心が湧き起こりました。苗場登山を翌日に延期し、夜を待ちました。ツキヨタケ(月夜茸)は椎茸と
          間違いやすく長野県内でもキノコ中毒のベスト3に入る毒キノコです。深夜23時頃真っ暗なブナ林に
          行ってみました。幸い同行の隣町のN君がいてくれたので行けたのですが、一人だったら気味が悪く
          てとても行けません。木の下から仰ぐと目が暗闇に慣れてくるとしだいに微かに見えてきました。LED
          ライトで照射しライトを切ると蓄光するのか光が強まるようでした。デジカメの感度を上げイザ撮影しよ
          うとするにもピント合わせに苦労しました。ライブビューにし拡大しマニュアルで合わせたのですが、老
          眼は暗いとさらに難儀です。月が出ると良かったのですが、そこまで自然はお膳立てしてくれませんで
          した。霧雨の中で撮影を終えた頃、ようやく一瞬雲の切れ間から半月が現れました。  24.10.9

           「野塾写真館」にUPしてあります。
           NHK撮るしん 10/9北信エリアに「ツキヨタケの妖光」が載りました。


                           
                           夜空のムコウ 阿智村浪合馬の背にて 24.9.16 20:39
           
            連休は実家で当てにされ、稲刈りの手伝いで終わってしまいました。小学生だった頃は秋の農繁
           休業があり稲刈りは10月でしたが、稲の品種も当時の「秋晴れ」「やまびこ」等から変わって、今は
           「コシヒカリ」「ひとめぼれ」等のブランド米となり早生品種のため、当時より1ヶ月早い稲刈りになって
           おります。日中は真夏のような暑さでこの時期の稲刈りは重労働です。コンバインで刈れば楽でしょ
           うが我実家は昔ながらの「はざ掛け・天日干し」のため手間が掛かります。

             何処へも出かけられないうっぷん晴らしに星を見に最近星の美しい村で売り出している「阿智村」
           に出かけて来ました。治部坂スキー場から別荘地を上がって行くと馬の背という稜線に出ます。標高
           は1456mとあって日中の猛暑が嘘のような、涼しさを通り越した肌寒さでした。写真はアザミの花と星
           を写そうとしたのですが、遠くの街の灯りのため夕焼け空のようになってしまいました。かなり大きな
           街のようで、方角からして岐阜県の瑞浪市・土岐市かと思われます。 直線距離にして50km位です。
           さらに左方面(南)の奥の方には豊田市の街灯りらしきがぼんやりと見えました。 日本の夜空の明る
           さには改めて驚かされました。
            「野塾写真館」にUPしてあります。
                           24.9.17                    


                          
                            ヘクソカズラ(屁糞葛) 隣から我が屋敷に進入中

           家の青垣の雑草をみしっているとツルになって巻き付き、この時期写真のような花を咲かせている
          植物があります。ヘクソカズラと言ってツルを引っぱったりすると悪臭が発生します。やっかいな植物
          で繁殖力が強くツルをたどって元の根まで抜かないと増えてどうしようもなくなります。元の根にたどり
          着いて抜いても、まだそこから反対方向に伸びているツルが残っていればそれもたどって行かないと
          網の目のように根を張っている可能性があります。我家でも見つけると小まめにツルをたどって根っこ
          さら抜いているのですが、根絶できません。隣の家の青垣からも攻め込まれております。黄土色の実
          が着いて種が我家にこぼれ落ちない内にツルを隣の敷地に戻してあげようと思います。
           花は可愛らしくお灸を据えた跡のような色合いから灸花(ヤイトバナ)の別名があります。万葉集に
          はクソカズラと歌われており、それに屁(ヘ)が加わって屁糞葛(ヘクソカズラ)となったようです。
           「屁糞葛も花盛り」 という諺は嫌な臭いがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花を付ける
          時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるという事で、同じような諺に
          「鬼も十八 番茶も出花」があります。…鬼でも年頃になれば少しは美しく見え、番茶も入れたては香
          りがある。番茶とは摘み残しの葉から作る番外茶のことを言います。
   24.9.4


                            
                             風越山の奥宮下にある六斗石 24.8.19
     
           飯田市丸山公民館の呼び掛けで風越山を愛する会主催の「風越山を縦走しよう」という企画があり
           過去に押洞からの表参道では3回登った経験はあっても、それ以外のルートは登った事がなかった
           ため、行ってみようと一人で参加しました。本日は猿庫の泉から高鳥屋山を経由し山頂から「今庫の
           泉」へと下り、乙女の滝、円悟沢に沿って下るルートでした。風越山を愛する会の副会長さんが所々
           で説明をして下さり、石仏群、日夏耿之介の歌碑、重要文化財の白山社の奥宮等、古くから信仰の
           山であることを改めて感じてまいりました。写真は奥宮直下を南側に下った所にある「六斗石」で南無
           阿弥陀佛と彫られております。 享保年間(1716-1745)に飯田市伝馬町の西教寺の可円和尚によっ
           て書かれたものをこの大岩に彫ってあり、6文字の中に六斗(60升)の米が入ることから「六斗石」と
           呼ばれているようです。数年前に初めて来て見た時はただその大きさに驚いただけでしたが、説明を
           聞くとさらに驚くことばかりでした。風越山は正しくは「かざこしやま」で、白山権現が祭られていること
           で権現山とも呼ばれております。市民から毎日見ない日は無いほど親しまれている風越山ですが、下
           から眺めているだけでは先人たちの思いが伝わってきません。是非多くの市民が登って欲しいと思い
           ました。                                                24.8.19
           
日夏耿之介…1890-1971年 詩人、英文学者 飯田市知久町に生まれる。本名樋口國人 飯田市名誉市民        


           全国村長サミット開かれる
         
下水内郡木島平村の芳川村長が全国に184存在する村に対して村長サミットを呼び掛け、全国から
          46人の村長が参加し7月14、15日に開催されたとSBCラジオで聞きました。平成の大合併で568あ
          った村が184に減ったのですが、47都道府県中で一番多い県はどこだと思いますか?北海道?いや
          長野県なのです。長野県には35村が残っており2位の沖縄県の19村をダントツに上回っております。
          長野県内でも私が住む下伊那には10村も(大鹿、豊丘、喬木、下条、泰阜、天竜、売木、根羽、平谷、
          阿智)村があり、全国一番の村密集地となります。続いて3位は北海道・福島県の15村と続きます。
          調べてみて分かったのですが、村の無い県が13県、長野県の隣県の富山、静岡にも村がありません。
          1つだけという県が12県(大阪府、埼玉、神奈川等)もあり、47都道府県中、0又は1という県が25県
          で半数以上となるのには驚きました。残っている村の中には合併しなくても自立できる村と、逆に負債
          が多く財源が無いために近隣町村から受入れをされない可哀想な村もあることを国民がもっと知るべき
          でしょう。今回のサミットには原発事故で避難を余儀なくされた福島県飯館村の管野村長も参加された
          ようで、主催した木島平村の芳川村長は全国の村が連携しあって「絶滅危惧種」を守っていきたいと述
          べ参加した各村長さんらは大変刺激を受け、今後も参加しなかった村に呼びかけて連携を強化していく
          方針であるようです。                                      24.7.21  


                           
                             サロベツ湿原からの利尻富士 24.7.15

          結婚30周年が過ぎ、フルムーンというやつに北海道の礼文島、利尻島、稚内〜富良野・美瑛へと
         行って来ました。低気圧と梅雨前線の影響で礼文島は台風並みの天候で大荒れでしたが、ハマナ
         ス、イワベンケイ、オニシモツケ等がいたる所で見られ正に花の小島と言われるとおりでした。雨風で
         寒くレンタカーは暖房にして走りました。稚内から富良野へ移動し丘陵地帯に咲くラベンダー、ジャガ
         イモの花、麦畑等を見て来ました。今が花の見頃とあって賑やかでした。今度の旅行は花好きのかみ
         さんのために考えたコースで、時期的にはニッコウキスゲは既に終わっていて残念だった反面、ラベ
         ンダー、ジャガイモの花が見頃であったため満足できたようです。写真は稚内から富良野への途中の
         サロベツ湿原です。エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)は終わっており、代わりにノハナショウブが見頃を
         迎えておりました。「野塾写真館」にUPしてあります。                24.7.17


               
                    ノカンゾウ (ユリ科)                 ウツボグサ(シソ科)

          梅雨の時期に咲く代表的な野花を紹介しましょう。前日のホタルブクロの他にノカンゾウ、ウツボグサ
         を撮影してきました。ノカンゾウは自宅近くの山林で偶然見つけ、ウツボグサは小八郎岳に行く途中の
         林道に咲いておりました。ウツボグサも子供の頃、近所の田んぼの土手に自生していたのですが最近
         見なくなりました。小八郎岳の登山道の途中にはササユリが咲き出しております。   24.7.8


                            
                            ヤマホタルブクロ 魚眼レンズで真下より撮影

          子供の頃近所の田んぼの土手でよく見たホタルブクロも最近ではあまり見かけなくなりました。
         梅雨のこの時期には他にノカンゾウ、アザミをよく見かけたものです。近所の田んぼの土手に行って
         みたのですが、草はどの土手もきれいに刈られていて見つけることはできませんでした。 写真のホ
         タルブクロは近所の道路の土手で見つけたものです。 花の下に仰向けになって下から覗き込んで
         撮影しました。通行中の人は変な人がいるなと感じたに違いありません。      24.7.7
         「野塾写真館」にUPしてあります。


          冬道の安全走行のために撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)が思わぬ処に影響を与えている事を
         お伝えしましょう。 スパイクタイヤが粉塵公害の原因ということで昭和58年に規制条例が施行され、
         平成3年に原則禁止となり、その頃から融雪剤の塩カルが日本国中の高速道路から村道まで撒か
         れてきました。塩カルが撒かれた道を走った方なら、あの乾いてくると車に塩カルが白く残るのを嫌
         というほど経験している筈です。そのまま洗車せずにおくとサビの原因にもなります。特にフェンダー
         は錆び易く、営業車両によく見かけます。自分の車でないから洗わないのでしょうね。
          高速道路で撒かれた大量の塩カルが流れ落ち、乾いて結晶化しそこに夜な夜な鹿が舐めに来る。
         こんな現象がご近所で起きているようです。動物写真家の宮崎学先生が以前からロボットカメラで撮
         影した鹿や猿が塩カルを舐めに来ている実態を写し、警鐘を鳴らしております。 鹿や猿にとってみれ
         ば塩分とミネラルを補給してくれるサプリメントになっている。鹿が増えすぎたのもこうしたことが要因
         になっているようです。塩カルを撒く側も、車を運転する側も撒かれた塩カルが流れた後どうなってい
         くのか深く考えている人はまずいないでしょう。水田に流れていくであろうし、地下に浸透し井戸水に
         入っていくかもしれない。近所の川だって塩分が入れば植物の生態系にも既に影響が出ているかも
         しれない。 天竜川に近年、鵜や鷺(サギ)が増えたのも塩カルに原因があるのではと宮崎学氏は自
         論を唱えております。
動物写真家宮崎学氏のホームページ→宮崎学写真館        24.6.12


          新緑のさわやかな季節となり、野山に出掛けるのによい時期を迎えておりますが、果樹園は摘果
         作業に追われ、私も実家の梨畑にかみさんと共に応援に行っております。摘果が一段落するまでは
         山行は諦めておりますがそれでもチャンスがあればと思い立ち、夜8時に家を出て志賀高原渋峠ま
         で天の川と残雪の写真を撮りに行って来ました。撮影するのは午前0時頃から3時頃まで、終了後
         そのまま自宅にとんぼ帰りです。渋峠の気温は2℃、予想外の寒さに冬支度もせずに行ったので体
         が芯まで冷えてしまいましたが、撮影に手応えを感じました。 「野塾写真館」にUPいたしましたので
         ご覧下さい。                                            24.5.27


 
                          
                             草津白根山と天の川  渋峠にて  24.5.27 AM2:24


                            
                                    金環日食 24.5.21 7:31

          金環日食が起きる日ということで天気が心配されましたが雲の間から見る事ができ、時々薄雲
         がフィルターの効果を果たし肉眼でもはっきり確認できました。通勤の途中、自宅近くの歩道橋の
         上から観察し、
コンパクトデジカメのレンズの前に現像済みのポジフィルムを置いて撮影してみま
         した。光が強いため写真のようににじんでしまい、影となった月が小さく写ってしまいました。
肉眼
         では金環がもっと細く見えました。金環日食が今回のように日本の広範囲で見られたのは平安時
         代以来だそうで、この次に見られるのは300年後ということです。過去も未来も人類史上極々一
         部の幸運な人の一人という訳です。それにしても現代の科学は現象が起きる時間や場所まで正
         確に予想できるのには驚くばかりです。
                          24.5.21


                         
                            白馬大雪渓を行く登山者、先行は山スキーのパーティ
                            白馬大雪渓葱平(ねぶかっぴら下付近 24.5.12 
         
          今シーズン最後の滑り納めに白馬大雪渓に出掛けて来ました。気合を入れて朝4時に自宅
          を出て白馬村の猿倉へと向かいましたが、北アルプスは雲に覆われ白馬尻辺りからは細い
          雪が降りだす始末。大雪渓の途中からは吹雪で、雪渓上部から吹き降ろす強風と氷の粒の
          ような雪に苦闘しました。風速30mくらいはあったでしょうか?まともに正面を向けず、しゃが
          んで顔を下に向けて耐えました。写真を撮ろうと手袋を外したところ、風に持っていかれて片
          方を失ってしまいました。たちまち手の感覚がおかしくなり、そこで登行を断念しました。幸い
          いつもザックの中に軍手を入れてあったのでそれを代用しシールを外すといよいよ大滑降!
          4時間かけて登って来たところもスキーなら帰りは1時間です。雪渓に新雪が被って真白の
          大斜面は日本とは思えない感覚でした。「野塾写真館」にUPいたしましたのでご覧下さい。
                                                          24.5.12


          ゴールデンウイークも今日で終わりましたが、連休中低気圧の通過で各地で大雨や落雷、
         北アルプスでは吹雪による遭難で8名もが亡くなりました。この時期日中は半袖でもいいくら
         いの陽気ですが、雨降りや夜は寒く、コタツが欲しいくらいです。知人が中央アルプス 西駒
         ヶ岳に行ったところ稜線は強風で岩場にはエビノシッポ(風によってできる氷)ができて真冬
         のようだったと話してくれました。小蓮華岳で全員が死亡した北九州から来た6人のパーティ
         は軽装で、フリースやダウンジャケットを着ている人は誰もいなかったようで、この時期の北
         アルプスの気候を知らなかったのかと驚きます。天候の急変で判断を誤ったのは、6人という
         集団心理から、誰一人「止めよう」と言い出せず進んだ事だと思います。白馬大池辺りで止め
         るべきだったと思います。写真は平成16年5月2日、北アルプス「船越の頭」2612mです。ここ
         から左下の栂池自然園に滑り降りました。後方の山が遭難があった小蓮華岳(2,766m)です。
         小蓮華岳から宿泊予定だった白馬山荘まではまだ2時間の行程ですし、白馬大池山荘へ戻る
         にも1.5〜2時間と、ここまで来てしまうとビバークしかありません。視界さえあれば自然園に向
         かって大斜面を尻セードで滑り降りとれば助かったかも知れません。(私だったらそうします)

                                                           24.5.6
                         
                         船越の頭に立つ私 奥は小蓮華岳(2,766m)その奥は白馬岳
                                H16.5.2撮影
                                           


                  
                  平石菜の花畑 阿南町 24.5.3       花桃満開の月川温泉 24.5.5  AM5:43 

         
  桜の星景に気をよくし、次は菜の花と星景をと考え、予め下見をしておいた阿南町の平石の
        菜の花畑に5日の0時過ぎに出掛けて来ました。満月に近く月の入りも午前3時半頃で、撮影
        にはよい条件ではありませんが、菜の花も満開だし天候も回復傾向だったのでこのチャンス
        を逃したらもう無いと決断しました。月が沈んだ午前3時半頃から撮影を始めましたが、もう東
        の空は明るくなっており、天の川も微かに確認できたくらいでした。さそり座のアンタレスは最
        後まで残っておりました。 みるみる明るくなって星が消え撮影を終わらせると、その足で阿智
        村智里の月川温泉に周り花桃を見て家に帰りました。花桃は早朝でしたが、県外車が何台も
        来ていて散策している人がおりました。「野塾写真館」にUPしましたのでご覧ください。24.5.5


                      
                                   花吹雪   飯田市座光寺万才にて 24.4.28

          
今年は冬が寒かったせいで梨の花つけ作業(人工授粉)がこのGWにづれ込み、りんごも咲き
       始め農繁期を迎えております。 私もこの3日間は実家の梨の花つけ、りんごの一輪摘花とお手
       伝いに借り出されました。飯田地方の有名な桜はもうすっかり葉桜になってしまいましたが、山
       桜はちょうど見頃を迎えておりました。写真は近所の用水池の山桜です。昼休みに行ったところ
       もう散り始めて、風に花びらが飛ばされているところでした。この山桜は天気がよいと落花が早く
       見頃は3日間くらいです。阿智村の「駒つなぎの桜」も連休中は混むと思い、27日、28日の深夜
       に行って来ました。27日は私だけでしたが、28日は午前2時頃からぞくぞくとカメラマンが押し寄
       せ三脚の立てる場所が殆んど埋まってしまいました。私は前日から天の川をバックに駒つなぎの
       桜を狙っておりました。あんな時間にあれだけ人が来るなんて考えもしていなかったので驚きで
       す。 私的には人の撮らないような写真を狙ったつもりが同じような人がいることにショックを受け
       ました。作品の出来ばえはどうなんでしょうね。気になります。「野塾写真館」にUPしましたので
       ご覧ください。                                        24.4.30


                 
                   雪降りしきる志賀高原高天ヶ原 24.4.14    椿と枝垂れ桜 座光寺 古市場にて 24.4.15

        飯田下伊那地方も例年より1週間以上遅れてようやく桜が見頃となりました。14日はあいにく
       の雨降りでしたが日曜日は晴天に恵まれ、お花見日和だったと思います。
        桜が咲いたらスキーは終わりと思う中、東京の知人らと志賀高原にスキーに行って来ました。
       雨が降る最中、志賀高原へ上って行くと雪に変わり道路もシャーベット状態。真冬に逆戻りでし
       た。ゲレンデは春営業のためリフトの稼働は僅かですが、宿泊した高天ヶ原のホテルはスキー
       客で満員状態で、この時期に満員なのには驚きました。客層は大学生のサークル、高齢者のグ
       ループ、家族連れ、来シーズンニューモデルの試乗会関係者、カップル等、まだ冬にサヨナラした
       くない人たちばかりでした。日曜日は雲一つない晴天に恵まれ、焼額山ゲレンデまで行って新雪
       を堪能しました。昨日降った新雪で焼額山から見える北アルプス連峰は真白でした。

        家に帰って来て近所の桜を見に行って来ました。この桜は個人の墓地にある桜ですが、桜の幹
       に椿も植えられ桜と椿の共演が見られます。まだ八分咲きでした。霞んでいなければ奥に仙丈岳
       も見る事ができ、プロ写真家も過去に訪れております。                  24.4.15   


                  
                   天竜川を下る つつじ橋直下 24.3.16          初午 時又はだか祭り 24.3.18

         
南信州に春到来。初鶯の声を聞く。
        天竜ライン下りの安全祈願祭が16日に行なわれました。観光名所の天竜峡を舟で下って行くと、
       林の中からウグイスの鳴声が聞こえてきました。まだ練習不足なのかあまり上手な鳴声ではあり
       ませんが、桜の時期には上手に鳴けることでしょう。自宅の近所の竹薮でも毎年ウグイスの鳴声
       を確認できますが、今年も聞けるといいんですが…
       16日に続き18日は伊那谷に春を呼ぶ「時又はだか祭り」が行なわれました。長石寺から天竜舟
       下り「時又港」まで神輿を担ぎ、天竜の流れに胸まで浸かり冷水を浴びながらきおいます。昨日の
       雨で増水していたため流れが速く、神輿が流されるというハプニングがあり、通常なら3回入水す
       るのを危険なため1回のみで行なわれました。当店でも若手経営者の会の会員、若手職員が天
       竜川に入り気勢を上げましたが、今日は陽も当たらず若いと言えども寒そうでした。 24.3.18


                        
                        小遠見山頂(2007m) 中遠見、大遠見を経て五竜岳へ繋がる。

        1月15日に悪天候で敗退した小遠見山に挑戦しました。白馬47スキー場のゴンドラが動くのを
       待って整地されたゲレンデを4、5本滑った後、五竜スキー場の最上部の地蔵ケルン脇を9時出
       発。遠見尾根をスキーでシール登行し、1時間半かけて小遠見山まで登りました。今日は快晴と
       まではいきませんでしたが昼まではまずまずの天気でした。1月に途中敗退した所まではボーダ
       ーが登ったと思われるトレースがあって楽でしたが、そこから先はトレースも減っておりました。
       予定より早く到着したので、中遠見まで行こうとしたのですが、小遠見山から先はまったくトレー
       スが無かったので断念しました。湯を沸かしカップ麺を食べ、360°のパノラマを満喫してゲレン
       デまで滑り下りました。
        東日本大震災の発生からちょうど1年の今日追悼式が行なわれ、3.11はしばらくは国民の記
       憶から消えずに行くだろうと思います。長女の誕生日も3.11ですっかり影に隠れてしまい、忘れ
       ておりました。かみさんが買ってきた誕生祝いのケーキを食べて、今日の山行の疲れを癒すので
        した。震災発生後、被災者を心遣って自粛ムードが続き、その結果経済に相当な影響が出てし
       まいました。結局のところ私にできる事は義援金で協力することしかできません。精一杯経済に
       協力することが微力ながらも復興に繋がると思います。              24.3.11         


       由紀さおりのヒット曲「夜明けのスキャット」が昨秋からアメリカ、カナダを発端に世界的にヒットし
       ているようでその勢いが凄いという。 アメリカの人気ジャズオーケストラ「ピンク・マルティーニ」の
       リーダーがたまたま地元の中古レコード店で由紀さおりのレコードジャケットに魅かれて購入した
       のがきっかけでその歌声に魅了され、当初発売された1969年に因んでアルバム「1969」の企
       画が立てられ「夜明けのスキャット」の他に、日本の曲ではいしだあゆみの「ブルーライト・ヨコハマ」も入っ
       ているという。そんな折、窓口に息子が作った唄なので聴いて欲しいとCDを持って来てくれた方
       がいた。直接私がお相手した訳ではないが見るとそれは由紀さおりの新曲アルバム「季節の足音」
       だった。作詞はAKB48のプロデューサーのあの秋元康、作曲は羽場仁志と書いてある。 思わず
       驚いた。私の記憶の中に薄っすらと「羽場仁志」とあったのは10年以上前に飯田市の成人式の
       ために「青い三角定規」の元メンバーの西口久美子が歌った「Remember Those Days」の作曲者
       だったかな?というくらいで飯田の人間としてお恥ずかしい限りだが、かみさんは作詞家でもあり
       作曲家でもある羽場仁志を知っていたようだ。インターネットで調べたところ凄い!藤谷美和子の
       「愛が生まれた日」(作詞 秋元康)は私でも知っている。滝沢秀明、稲垣潤一、郷ひろみ、SMAP
       高橋真梨子…等々の曲を作っている。飯田市龍江の出身で3月7日昨日が誕生日だったようだ。
       お客様に同じ仁志さんという方がいて、天竜峡駅から高校へ一緒に通ったと聞き、またまた驚く。
       同年というお話しからすると50歳のようだ。CDには「夜明けのスキャット」も入っており43年前の曲
       に聞き惚れてしまった。「季節の足音」は緩やかなテンポで、由紀さおりの透き通った歌声に癒さ
       れる曲です。                                             24.3.8


                         
                               志賀高原焼額山にて  ドコモ携帯で撮影  24.2.19

         
今年も阿南町の「富草スキークラブ」のお誘いで志賀高原へスキーに行ってまいりました。親子ら
       総勢14名で、小学生も皆どのコースも滑れるとあって気合入れまくりで相当な距離を滑りました。
       絶好の晴天に恵まれ風もなかったのですが、この日は菅平高原で本州の最低気温を更新する氷
       点下29.2℃を記録するなど、志賀高原も寒い一日でした。
        最近では飯田市の大きな小学校で、毎年行なっていたスキー教室を止めたところがあり、今後も
       スキー教室をやらない学校が出てきそうです。子供がやりたくても親がやらなければ、スキーばか
       りは子供たちだけでというわけにはいきません。せっかく長野県に生まれながら、ウインタースポー
       ツをやる機会を学校が与えないのは寂しい限りです。富草スキークラブのようにスキー愛好者らが
       地区の子供たちにスキーの楽しさを教えるためのこうした活動は素晴らしいことだと思います。行き
       帰りの車中でも子供らは元気で、昔流行った丸大ハムのTVCMの「わんぱくでもいい。たくましく育
       って欲しい」という願いが込められているようでした。
                  24.2.20


                         
                            八方尾根上部を目指すバックカントリースキーヤー    24.2.11

        雪山に行こうと思い隣町のN君を誘い八方尾根から唐松岳へ登り、帰りは丸山ケルンから八方池
       山荘まで滑り下りようと計画しました。私はスキーにシールを付けスキー登行、N君はボードを背負
       っての「つぼ足」登行で向かいました。晴れていれば山荘の少し上の辺りから鹿島槍が見えるので
       すが、あいにく雪雲に被われその勇姿は見せてくれませんでした。昨晩から降った新雪のためスキ
       ーでも沈んで、つぼ足のN君はかなり苦しんでいるようで私との距離が離れていきました。第2ケル
       ンで昼食を取ろうとケルンの陰で湯を沸かそうとガスコンロに着火したのですが、低温でガスの気
       化が悪く、強風で火が消えてしまいカップラーメンを断念。パンとチョコで昼食とし、さらに上部へ行こ
       うとしたところ腰まで埋もれここで断念しました。 シールをはずして滑り下りようとしましたが、深雪に
       スキーが埋もれ滑れるようなもんじゃなくファットスキーのような幅広の板でないと無理でした。雪と
       格闘し何とか本日の宿「八方池山荘」に下りて来ました。 この日は私たち2人の他に千葉から来た
       というアマチュアカメラマンと、最終リフトの従業員の方の泊まりでした。夜中は凄い強風でした。朝
       モルゲンロートに染まる鹿島槍と五竜岳を撮りたかったのですが、ガスって小雪と強風のあいにくの
       天気。写真は諦め誰も滑ってないゲレンデを独り占めしようとリフトが動く前に山荘をスタート。ピス
       テンがかけられた筈なのにその後の新雪が30pくらい積もり、またまた難航。ザックを背負ってい
       るため転倒すると起き上がるのに難儀し、さらに板が外れ新雪の中に埋まってしまうと大変です。流
       れ止めを付けてなかったら板を失くしてしまうでしょう。兎平まで下ってくると雪は減り通常に滑れまし
       たが相当疲れました。八方尾根ではコース外を滑った飯島町のボーダーが先月26日から行方不明
       になっております。
                                          24.2.12


                         
                              諏訪湖御神渡り 「すわっこランド」前にて   24.2.5

       2年落ちで買って12年半乗った愛車VOLVO V70が今年8月に車検を迎えるため、エコカー減税
       が受けられる内にと買い替えを検討して、11月14日にエスティマハイブリッドを発注していたとこ
       ろ、昨日ようやく納車になりました。VOLVOはエンジン、足回りもまだ申し分なく、塗装も綺麗で今
       年で15年と思えない外見ですが、ドア内部のモーターの故障とタイヤ、バッテリーの交換、今後さ
       らに2年乗るとすればタイミングベルトの交換も必要で、車検時には40万円以上掛かりそうで、そ
       の先も何時故障するか分からないため思い切りました。168,000kmも乗ってあり、外車という事で
       下取り金額は「0」。このまま廃車では勿体無い、誰か乗ってくれる人いないかなあと思っていたと
       ころ、大学生の甥が車を欲しがっていると聞き、甥っ子が長野市で乗ることになりそうです。車を運
       転しだして38年になりますがVOLVOが一番長く乗った車です。故障も事故も無く本当に愛着ある
       車です。燃料もレギュラーガソリンでフルタイム4WDでありながら常時9〜10km走ってくれました。
       昨年から自動車税が49,500円に上がり少し負担がありますが、甥っ子には社会人となって自分で
       車を購入するまで乗って欲しいと思います。
        そんな訳でVOLVOの前に乗っていた「いすずビッグホーン」以来、22年ぶりの新車購入となり、
       諏訪湖に御神渡りを見に行き、帰路に光前寺で家内安全・交通安全を祈願してまいりました。今度
       のエスティマハイブリッドは低速は充電された電力によりモーターで駆動されるため、200km走って
       も燃料計が1目盛下がったくらいで驚きました。今日は乾燥道路の走行だけでしたので、来週は雪
       道でE-Four(後輪がモーターで駆動)の性能を試してみたいと思います。
      24.2.5


                
                 遠見尾根 一ノ背髪からの小遠見山        小遠見山めざして 雪庇が成長しつつある

         
今朝気合を入れて5時に家を出て、3日に断念した小遠見山まで山スキーで登ろうと、白馬47
        スキー場へ向かいました。昨晩降った新雪が積もり、白馬街道は今日も緊張しました。天気は
        あいにくの小雪の舞う天気で、最上部のリフトからは五竜も鹿島槍も悪天で見えず、しばらく
        諦めてコースを滑っておりました。数人のパーティーが遠見尾根に取り付いて行くのを確認し
        たので私もスキーにシールを張り、小遠見を目指しました。思った以上に新雪は深く、先行者
        のトレースを頼りに「一ノ背髪」までシール登行できました。そこから先にはトレースがなく、ど
        うやら一ノ背髪手前の尾根に沿って滑り下りたようでした。一人でのラッセルは深雪に埋まり
        スキーを履いていても浮き上がらず100m程でギブアップ。小雪舞う中をそそくさと滑り下りよ
        うとするも、深雪に足を取られコントロール不能。板が外れ、流れ止めのおかげでスキーを紛
        失せずに済みました。埋まってしまったら春まで見つからないでしょう。疲れましたがゲレンデ
        を滑るのとは違った魅力があります。 天候が安定する3月に20数年振りに中遠見で1泊し、
        五竜岳まで行って来ようと思います。この尾根からの鹿島槍、五竜岳は絶景です。 24.1.15


                     
                      おんべ完成 24.1.8               おんべ点火  24.1.9  5:30

         
毎年恒例のどんど焼きが今朝行なわれました。本来ですと松飾を外して7日早朝に行い、
         どんど焼きで焼いた餅を七草がゆに入れるのがこの地区の風習でしたが、近年は休日に
         行なわれるようになり、当地区は昨日地区の役員と小学生の家族が準備しました。 私は
         末っ子が小学校を卒業してからも毎年どんど焼きに出かけており、今朝もスキーに出かけ
         る前にどんど焼きの火に当たって行きました。この火に当たるとこの一年が無病息災でい
         られるということです。
          今日は職場の後輩家族とその友達家族に加わり、北信州木島平までスキーに行って来
         ました。 3連休でしたが道路はガラガラで、スキー場も連休最後とは思えないような少なさ
         でした。正月3日の八方尾根といいスキー場の少なさは心配です。子供たちに混ざり存分
         体を動かしてきました。50歳以上だとシニア券で一般より1,000円安く、1日券が2,500円と
         いうのが魅力で、お昼にステーキをダブルで注文し、ちょっと贅沢ができました。 24.1.9

                     
                     
木島平スキー場最上部(高社山8合目)からの戸狩、野沢温泉方面


                     
                         八方尾根スキー場1番人気のリーゼンスラロームコース 23.1.3

           正月休み最終日は…
           帰省していた息子が昨日帰ったため、今日からいつもの家族構成に戻りました。今年
           は暦の巡り合せが悪く年末年始の休みが少なかったように思います。
            正月休み最終日は11月14日に発注した車が間に合っていれば交通安全祈願を兼
           ねて、初詣と温泉にかみさんと行こうと思っていたのですが叶わず、そこで、山かスキ
           ーかと悩んだ揚げ句、両方できる御岳に行こうと考えました。以前、御岳ロープウェイス
           キー場から山スキーで登り、山頂の剣ヶ峰からスキーで滑り下りたのですが、昨シーズ
           ンより御岳ロープウェイスキー場が閉鎖中のため、王滝村の御岳スキー場(現在はおん
           たけ2240)から登ろうと昨晩の内にシール、ザック、スキーを車に積み込んで準備万端
           で寝ました。今朝5時出発の予定が6時に目が覚め志気喪失。おまけに西の空模様も
           よくない。ならば白馬まで行ってみようと6時半に家を出たのでした。白馬街道はアイス
           バーンの上に昨晩積もった4〜5センチの新雪が圧雪されツルツル状態で、5シーズン
           目のスタッドレスには危険極まりない道でした。青木湖を過ぎる頃左前方に八方尾根が
           見え上部は晴れているようでした。 これなら昨年行った小遠見山まで行けると判断し、
           白馬47スキー場からゴンドラで上って遠見尾根に取り付こうと、白馬47に行きました。
           9時前だったのですが強風のためゴンドラの運行が何時になるか分からないと言われ、
           完全に戦意喪失。こうなったら八方尾根で滑りまくろうとジャンプ台近くの無料駐車場へ
           向かい滑ってきたのですが、一人は欲が出るのか疲れますね。最上部のリフトが強風
           で運休中で、結果的に今日は山でなくてよかったと思いました。
            昨日は八方尾根スキー場は吹雪だったらしく、リフトで同乗した元旦から来ているとい
           う東京の高齢者の方が教えてくれました。野沢温泉スキー場では吹雪で3人が帰れな
           くなり一晩雪洞で過ごし、今朝無事発見されるという遭難騒ぎが起きております。

            かつてはスキーヤーの憧れの八方尾根スキー場でしたが、写真のとおり正月休みで
           も一番の人気コースがこんな状態です。 長野県は本年をスキー伝来100周年の記念
           イヤーとしております。スキーの底辺拡大のため、正月でも凧揚げもせずに家の中に閉
           じこもって「電子紙芝居」に興じている親子を何とかゲレンデに連れ出したいもの。

            それにしてもここ10年くらい前から正月に凧が揚がっている光景を見なくなりました。
           風に当たることで寒さに対する抵抗力ができるのに、今の子供が寒がり屋で風邪を引
           きやすい筈です。自慢ではありませんが私は義務教育9ヵ年皆勤、高校時代1日風邪
           で欠席しただけです。社会人となっても37年余、欠勤は一度もありません。風邪を引く
           ことは我家では「気がたるんどるから」と教えてあり、かみさん、子供たちもよく理解して
           おります。インフルエンザの予防接種も受験時でも3人とも受けずに済んでしまいました。
           人間の体は自然にもっとさらさないと虚弱化し、抵抗力が益々衰えてしまいます。
                                                         24.1.3


             
              陣馬形からの南アルプス連峰 7:44 日の出20分後       反対側の中央アルプス

            あけましておめでとうございます。年末は2年ぶりに家族全員がそろいました。ですが
            病院勤務の次女は元旦早朝より勤務で、22時に松本に帰って行きました。

            東京から帰省している長男と初日の出を見に中川村の陣馬形に行って来ました。
            昨年から陣馬形に行っていますが、今年はちょうど日の出に薄雲がかかり、また反対
            側の中央アルプスも霧がかかってしまい残念でした。晴れるのを待ったのですが風が
            強く息子が耐えられないようでしたので諦め退散しました。帰りに小渋ダムの方へ回
             って来たところ、元旦朝からワカサギ釣りをしている人が数人いて息子は驚いており
            ました。
  
              本年もよろしくお願い申し上げます。            24.1.1


    に戻る