塩見岳・三伏峠
                    (3046m)     峠と名の付く地名で日本一の標高(2560m)

        かつては三伏峠への登山口は大鹿村の鹿塩の塩川から急な尾根を登るコースがほとんどで
       あったが、鳥倉林道の開通と豊口山登山道の整備によって
鳥倉コースがメインに変わりつつあ
       る。3年くらい前から鳥倉林道終点の登山道登り口手前、約3Kmで通行止になっているため、
       林道を40〜50分歩かねばならず、
鹿塩(塩川)コースとの時間差は健脚者では変わらない。
       むしろ、下りは鹿塩コースの方が絶対に早い。(ヒザに自信のない方は鳥倉コースが無難)
        
残念ですが2019.5月時点、鹿塩コースは堰堤工事と道路崩落により徒歩でも行けなく
       なっております。


        三伏峠に寄らず権右衛門山に上がる
塩見新道(登山口 長谷村三峰川上流大黒沢出合)も
       あり、一度利用したがかなり急であった。最後にきて権右衛門山を下り三伏峠から来た道へ登
       る頃は相当バテていた。しかし、途中の原生林が素晴らしく苔生した倒木や樹林帯を見るだけ
       でも価値がある。

     鳥倉コース
        松川町から小渋川に沿って大鹿村入り口まで来たら右側(大河原)へ進む。小渋川にかかる
       コンクリート製の橋の手前約100mの所のななめ左に上がる道を入る。左手にJAがありすぐに
       小さな橋がある。そこを左折し上部へと上がっていく。夕立神を目標に進む。(夕立神への案内
       あり)道路下に大鹿村の集落が見える。航空写真を見ているような風景に初めての人なら驚く。
       
夕立神にはトイレがあるのでここを利用のこと。車止めにも登山口にもトイレが無い。

             
            夕立神から見た豊口山 11月             鳥倉車止駐車場 向こうに見える道路まで歩く

            
          鳥倉林道車止め 親子クマに注意の警告あり         登山口 以前はここまで入れた(1月撮影)
          
          登山口からはいきなり急な登りとなるが、豊口山からの尾根に出た辺りからは楽になる。
         鹿塩からの道と合流し三伏峠に至る。
          コースタイム    車止めから三伏峠まで  3時間半〜4時間


     鹿塩コース (2019年5月時点 堰堤工事のため徒歩でも入れません。将来的にも無理な可能性大)
      
鹿塩コースは鹿塩の湯を目標に進み、右手に旅館を見ながら上がって行く。樺沢の小屋を
        左に見て進むと途中から舗装が切れ、落石に注意しながら進むと塩川の登山口に着く。

         
         塩川からは塩川に沿って尾根取り付け点まで約1時間。途中に水場があるがここで汲んで行
        こう。三伏峠までは急な登りとなる。

            コースタイム    塩川から三伏峠まで   健脚者3.5時間   4〜4.5時間

      三伏峠から塩見岳
           
           夏の三伏お花畑 シナノキンバイが見事             三伏からの小焼けの塩見岳 正月
          
          三伏峠まで日帰りの人は烏帽子岳まで行ってみよう。40〜50分で行ける。そこからの塩見
         岳は圧巻である。
          塩見岳をめざす人は塩見小屋まで2〜3時間のコースだ。塩見小屋は夏休みシーズンは超
         満員となる。テント持参か三伏峠で宿泊することを勧める。小屋周辺にもテントが張れない場合
         は塩見岳を越え雪投げ沢まで行くと水場もありテントも張れる。
       
冬期登山について
          三伏峠までのコースは鳥倉林道の積雪状況によっては通行不能になるため、塩川コースを
         利用する。正月や連休なら登山者が入り夏時間と変わらずに行ける。三伏峠付近は吹き溜ま
         りに入ると胸まで沈む所が有り、スノーシューが必要。
    
      
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