今までに歩いてしか行けない温泉は、北アルプス湯俣温泉、白馬鑓温泉、八ヶ岳の本沢温泉
に行って来ましたが、いずれも夏場なら日帰りが可能です。北アルプスの最奥部に高天原温泉と
いう、行くのに二日かかる秘湯があることを知ってから、いつか行ってみたいと３連休がくるたび計
画を練ってきましたが、２泊３日では無理があり、この９月のシルバーウイークしか行く事ができな
いと判断し、思い切って行って来ました。行く方法には富山県折立から入るコース、新穂高温泉か
ら雲の平を経由するコース、大町市の高瀬ダムから裏銀座を縦走するコースがあります。いずれ
も途中で一泊しないと行く事ができない「日本一遠い温泉」です。今回、新穂高温泉から入ること
にしました。
４月の戸倉山、７月の八ヶ岳に同行してくれた、隣町のN君も今回同行してくれました。
鏡平からの槍、穂高連峰 弓折乗越からの槍ヶ岳
２０日午前０時に家を出発し松本から安房トンネルを抜けて新穂高温泉に向かいました。午前
４時頃だというのに連休で駐車場は満車状態で、深山荘露天風呂前の大駐車場から１ｋｍほど
手前に何とか駐車できました。明るくなるのを待って５時半に出発しました。ワサビ平小屋を過ぎ
鏡平に向け高度を上げていくが、その長い事。暑さと急登にバテ気味となるが、槍、穂高の景観
に救われたのでした。鏡平からさらに双六小屋テント場へ向かう。弓折乗越まで登れば後は平
坦だと楽観していたら、双六テント場が見えてからの遠いこと。
チングルマと槍ヶ岳 弓折乗越から 双六小屋とテント場
テント場に到着したのは１７時３０分。新穂高温泉の駐車場を出て１２時間後でした。新穂高で
駐車場がかなり下であった事、間違って槍ヶ岳へ行く方に行って戻ったことで１時間はロスした
ようでした。テントを張って１９時頃就寝。午前３時に起きて満天の星空を眺め星景を撮影。N君
はこのために５DＭａｒｋⅡを最近購入したようで、星空に魅せられ夢中で撮影していました。天の
川も肉眼でしっかり確認できました。
戻る 2日目へ