ウィスラー・ブラッコム初滑り紀行  2018/ 12.8〜12.13
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北米最大級のスキーリゾート : 2010年バンクーバー・オリンピック競技会場
 スキーブームがまだ全盛期の今から20年前、ちょうど長野オリンピックが開かれていた1998年2月に小学生の次女を連れウィスラーに行き、その翌年、職場の仲間ら10人を引き連れて行った時以来のウィスラーでした。当時は北海道へスキーに行く費用にちょっと足せば行けたので、現地でも若い日本人が大勢来ておりました。あれからスキー人口は減少の一途をたどり、県内や飯田周辺の身近なスキー場が閉鎖に追い込まれております。 一時人気のあったスノーボードも長く続ける人は少なく、ある程度まで滑れるようになるとやめてしまう人が多いようです。
 もうじき私は63歳になりますが、若い頃一緒に滑りに行った同年代はもうやらなくなり、スキー仲間も限られるようになってしまいました。定年退職したらカナダに滑りに行こうと仲間を誘っていたところ、仲間の定年を待ちきれないので、先に下見を兼ねて行って来るかな、という半分冗談のような話から有志3名で行くことになりました。
 旅行社は以前お世話になった海外スキー専門のフェロートラベルの初滑りウィスラー6日間にしました。丸3日間滑走できます。どうせ行くんなら8日間コースで5日滑りたいという希望もあったのですが、シーズン初めで雪不足が心配なことと、師走に8日間も留守にするのは家庭内での不協和音に繋がるということで、3日間滑れば1シーズン分くらい滑った気分になるからと説得し、6日間コースで申込をしたのでした。
11月に旅行社から電話があり、最小催行人員の8名のところ5名だけの希望だということで、催行するには追加料金をいただきたいという事で、すっかりウィスラーモードになっていたので延期せずに、仕方なく承諾したのでした。年末の忙しい時期に海外まで行って、しかもいきなり初滑りなんていう暇人は滅多におらんものと、かみさんも呆れているようでした。後で分かったのですが、8日間コースの申込が圧倒的に多くバンクーバー空港に降り立ったのは総勢39名というのには驚きました。8日間コースのほとんどが高齢者の方々で占められておりました。中には毎年12月の初滑りと4月の年2回来ている人や30回も来てる人、夏はニュージーランドで滑るという人もいて、スーパー老人ばかりなのには大変刺激を受けました。私もスキーを生涯スポーツにしたいと思っております。
12月8日
午前 7:45  座光寺出発 車で成田へ
午後18:45  成田発 JL018便
*前回は小牧空港からバンクーバーまでカナディアン航空の直行便があったのですが、エアカナダに吸収され成田まで行かないとバンクーバーまでの直行便はないとのことです。
12月8日(現地)  時差−17時間
午前10:25  バンクーバー空港到着
午後 4:00  ウィスラービレッジ着

チェックイン後レンタルスキー店に行き、スキー板とストックを借りる。日本人スタッフが対応してくれる
39人中で借りたのは4人だけで、他の人たちは自分の板を持参しており、高齢者の気合の入れように驚いた。

レンタル料金は1日3,500円程。(2割引後)
*成田〜バンクーバーまでは8時間40分のフライト
*エアカナダ便の到着が1時間遅れたため
到着を待ちバスでウィスラーに向け出発する。ウィスラーまではバスで2時間半の行程。

*リフト代金 3日間  300 C$  (1C$=93円)
フェロートラベル特別価格で1日券が100C$で購入で きたが、チケット売り場で買うと146C$と日本の2倍以上の料金。毎年値上がりしているとのこと。
                     写真をクリックすると拡大できます
12月9日(現地)
希望者を対象に、フェローのスタッフ4名がレベル別に4班に分けてコースの案内をしてくれるということで、初滑りなので無理せずにと、ゆっくりチームに行ったところ大勢で、ガンガン滑る班が3人しかいないので、どなたかどうですか?という誘いにS氏と行ったのでした。カナダ人のマックスさんに続いて滑ったのですが、いきなり飛ばして行き、必死に後を追って行くのですが止まって休んでくれない。かなりの距離を滑って止まり、また直ぐに滑り出すという具合で足が疲れてしまい、踏ん張りが効かずヘトヘトでした。一緒に滑った中に高齢の方もいたのですが、その上手い事、もう一人の方も私と同年齢位の方で、夏はマウンテンバイクの大会に参加しているというだけあって、まったく疲れた様子を見せず、その二人はまだ滑り足りないのか解散後もガイドと一緒にゴンドラで上がって行ったのには恐れ入りました。

ゴンドラ終点

日曜日で混雑
滞在中の食事はヴィレッジ内に200以上のカフェやレストランがあるのですが、コンドミニアム形式のホテルのため、調理器具、オーブン、電子レンジ、食器も各部屋にそろっており、スーパーに買出しに行き、ステーキ、ポークソテー、サラダ、チーズホンデュ等を作って食べて過ごしました。外食すると1食が1,500円は掛かり、紹介してもらったステーキハウスでも4,000円以上と、スーパーで買った600円程度のステーキで十分で、皆大満足でした。

クリスマスが近いこともあって、ヴィレッジ内はイルミネーションで飾られておりました。キリスト教の国ですが、日本のクリスマスのデコレーションの方が派手のような気がします。サンタロースの飾りはまったく見かけませんでした。サンタの帽子だけは飾られていました。サンタがよその国の話だからかどうかは不明です。

 

ヴィレッジの夜


部屋の調理台
12月10日(現地)
昨日は初滑りからエンジン全開で、昨日のようでは足腰が持たないということで、今日はS氏とフリーで滑ることに。脱落したと思われるのも癪(しゃく)なので、フェローのスタッフにはフリーで滑るとお断りしてグループとは分かれる事にしました。朝、ヴィレッジは小雨でしたがゲレンデに上がると小雪で、午後には雲が切れて陽も当たり、対面のブラッコムスキー場も見え、peak 2 peakのゴンドラでブラッコムも滑って来ました。peak 2 peakのゴンドラはウィスラーとブラッコムを結ぶ世界最長のゴンドラで4.4kmあり、最高地点は地上から436mもあります。2010年バンクーバーオリンピックのために建設されました。

 日本のスキー場は一時ボードが人気で、ボードが6割以上の時代がありました。スキー場によっては8割くらいのところもあったのですが、今はスキーとボードは半々位でしょうかね。ウィスラーは圧倒的にスキーヤーが多く、ボーダーは2割位でした。
 スキーヤーもボーダーも99%の人がヘルメットを着用しております。
日本では、ヘルメットどころか帽子も被ってない馬鹿者をよく見かけます。日本人も見習って欲しいですね。
       

サーモンバーガーと
ポテトフライで20C$
 
   

向こうはブラッコム

peak2peak

ゴンドラ内より

山頂リフト終点

断崖に挑戦か
 12月11日(現地) 滑走最終日
 最終日なので同行のH氏に一緒に滑るよう誘ったところ、リッチな高齢者グループと親しくなったようでそちらと一緒に滑るということで、昨日に続きS氏とフリースキーを楽しむ。朝から雪降りで、まだ余り滑ってないブラッコムのゴンドラに乗り、リフトを乗り継いで上まで上がって行ったところ、同じリフトに外国人が乗り、カタコト英語でユアカントリーと聞いたところオーストラリアからのようであった。S氏がハウロングステイと尋ねると30日ということで耳を疑った。南半球のオーストラリアは今は夏で、夏休みを取って来たようであった。日本では考えられないので驚きでした。
 新雪が積もりフカフカ常態で、パウダースノーに堪能して思わずウフォーと叫んでしまいます。こんな条件は日本ではニセコでしか味わったことがありません。最高です。現地のスキーヤーは深雪用のファットスキーといって幅の広い板を使っています。 
 
ブラッコムスキー場



 12月11日(現地)最後の夜
 最後の夜を楽しもうとヴィレッジのショップにお土産を買いに出掛け、初日に行ったオリンピック公園にもう一度行ってみることに。
 
最後の晩餐に豪華な夕食をと行きたいところですが、スキーで疲れスーパーで食料調達となりました。


奥は滑り下りたコース
 


スタバの玄関先
 12月12日(現地)
午前 7:20  チェックアウト
    7:30  バンクーバー空港に向け出発
午後13:00 バンクーバー空港出発 JL017便
12月13日(日本)
午後16:30 成田空港着 入国手続き済ませ帰路に 
         首都高速渋滞
午後23:50  帰宅
 
バンクーバー近郊
 ウィスラー・ブラッコムスキー場は、日本のスキー場とはまったく比べものにならないスケールで、距離が相当あります。一度来たら病みつきになることでしょう。ここに来るには最低6日は必要です。一線で活躍している若い人でも、有休を利用して来られます。老後まで待っていればチャンスはないでしょう。思い切りです。欧米人のように「よく遊び、よく働く」を日本人もマネすることです。「こき使われ、休みなし」では何のために生きているのか分かりませんね。生涯楽しめることを見つけましょう。