唐松岳日帰り山行     18.10.1
                       2,696m                                       
                                                           単独行

            
          毎年9月末になると標高2500m以上の山では紅葉が始まります。北海道の大雪山では
         錦秋を迎えております。山はもう初雪の時期となりました。紅葉の時期なのに来週は地区の
         運動会が連休のど真ん中にあり、山は無理かと覚悟を決め、行くなら今日しかないと天候が
         崩れるのを承知で、リフトで高度が稼げる唐松岳にしました。


          朝4時半起床。曇って星が出ていなければ行くのを止めて布団に戻ろうと、外へ見に行く
         と雲の間に星が見え行くことに。年々気力が落ちてきているようである。 布団に戻りたかっ
         た。誰かと一緒なら行かねばならないのだが、一人だとどっちでもよくなってしまう。天候が
         下り坂ならなおさらである。一人で行くのを実行するのにはかなりモチベーションを上げなけ
         ればならない。 そんな年齢になってしまった。 喝を入れ4時50分に家を出発、八方尾根へ
         と向かった。

           
            
グラードリフト乗り場付近と白馬三山         八方池  天気なら白馬三山が向こうに見えるのですが

             
黒菱平まで車で上がり黒菱第3リフト、グラードリフトと乗り継ぎ八方池山荘へ。ゴンドラでも
         上がれますが、往復2,600円です。黒菱からのリフト代は往復1,000円でした。八方池山荘
         を8時半に出発し夏道を行く。積雪時なら稜線を直登できるのですが、登山道を外れて高山植
         物の中に踏み込むわけにはいきません。八方池に映る白馬三山の写真を撮ろうと期待して行っ
         たのに、着いた頃にはガスが出て視界は10mほどでした。福井から来たという御夫婦も写真や
         ポスターで見る八方池に憧れて来たのにとがっかりしていたので、これからまだ登ればきっと視
         界は開け紅葉も見られますと言ってあげたところ、私の後を付いて来ました。

           
                八方池上部の紅葉と白馬三山                 鹿島槍ヶ岳双耳峰と五竜岳

           八方池を過ぎ尾根が左へと曲がる辺りから紅葉がよくなり、次第にガスも消えてきて視界も
          効いてきました。先程の御夫婦は大喜びで、結局、唐松山荘まで登ってきました。

           
            ナナカマドの紅葉と奥は妙高山方面       丸山ケルン下に残る雪渓 雲海の向こうは浅間、八ヶ岳方面

             
丸山ケルンまで登れば稜線までもう少しです。唐松山荘には11時半に着きました。

           
                
ウラシマツツジの紅葉                  唐松山頂への登りからの唐松山荘

             
                     唐松岳山頂 奥は剣岳                 唐松岳山頂から唐松沢をのぞきこむ

             12時に唐松岳山頂に到着。昼食を食べ1時間ほど休憩。唐松沢にはまだスキーができそう
          なくらい雪渓が残り、根雪となることは間違いないでしょう。もう、いつ初雪が来てもおかしくあ
          りません。
           昨年4月に丸山ケルンで稜線から唐松沢にドロップインする命知らずのボーダーを見たので
          山頂から覗き込んで見ました。ヒエーが感想です。丸山ケルンから見た命知らずのボーダー
                                             
上をクリックしてみて下さい。

          
下りは2時間でした。八方池から雨が落ち始めましたが大降りにならず、行ってよかったと思
         いました。この気持が次の山へと駆り出してくれるのです。


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