季節のお便り 
                                                         25年の季節のおたよりへ   


                  
                               木曽福島スキー場上部からの御嶽山と右奥は白山連峰  26.12.28

             絶好の天気に恵まれたためかみさんの顔色をうかがって、我家から1時間20分で行ける木曽福島スキー場に
            行って来ました。昨日は御嶽の噴火から丁度3ヶ月目に当たり、改めて慰霊の式典があったようです。写真の一
            番左端の裾野に白く見えるのが王滝村の「おんたけ2240スキー場」それより右側にあるのが「御岳ロープウェイスキー場」
            そしてさらに右側(写真中央よりやや左)が「開田高原マイアスキー場」ですが、おんたけ2240スキー場は警戒レベル下
            にあり、今季の営業は休止中で、御岳ロープウェイスキー場は4年前よりスキー場の営業を止め、グリーンシーズンのみの
            営業となっており、開田高原マイアスキー場は火口から離れているため営業しております。御嶽山の噴火による観光
            への影響は大きく、いつまで続くのか心配です。ご覧のように噴煙はまだ昇っております。
  26.12.28


            インド北部の駅構内で電線に触れ感電し、線路に落ちた猿を仲間の猿が必死の救命措置で一命を取り留める
            というニュースが報道されました。20分に及ぶ救出劇を見ていた駅にいた人たちからは、歓声と拍手が沸き起
            こったそうです。このニュースを見て猿は人間以上に仲間意識が強く、思いやりがあるのかなあと、最近、人間
            たちの引き起こす事件からそう感じたのでした。
                             26.12.23
            猿の感電                      


            ここまで日本人は温室培養人間になってしまったのか?ジャポニカが昆虫写真の掲載を中止していた。
            ジャポニカ学習帳と言えばうちでもお世話になった学習帳であるが、その表紙の昆虫写真が、子供や親、はた又
            教師からの「気持わる~い」という声が多くなったことから、40年続いた表紙が2年前から昆虫写真を取り止めて
            いたことが判明したとのこと。30年以上に亘り山口進というカメラマンが世界各地に出掛けて撮り続けてきたとい
            うから驚きで、編集すれば貴重な昆虫図鑑が出来そうである。今の時代、昆虫のような小さな生き物にも「一寸の
            虫にも五分の魂」という諺があるように、命の大切さ、短い一生を精一杯生きる命の育みを教えてあげられてない
            のかと残念でならない。特効薬に伊那谷名産の「蜂の子」「ザザムシ」「蚕のサナギ」でも食べさせてやるとよい。
             今に昆虫だけでなく、ペットで愛玩している犬猫くらいしか動物との関わりが出来ない人間が増えてきそうだ。
                                                                     26.11.29          


             
                   NHKニュース報道より           赤系中信・緑系南信・青系北信・黄系東信

            22日夜10時8分に長野県北部を震源とする強い地震が発生しました。この時私は大鹿村の黒川牧場(飯田市街
            から東に見える高い場所)に星の写真を撮りに出掛けていて、まったく地震に気づきませんでした。メールで知り、
            その後の被害状況はTVで報道され、ご存知のとおりです。震源地は「長野県北部」という報道であったため、以
            前強い地震が起きた栄村か、信濃町か?と思いましたが、翌朝のニュースで白馬村付近だと分かりました。
            地図上では確かに白馬村や小谷村は長野県北部ですが、長野県の区分では「中信」に入る事をご存知でしょうか。
            木曽地方も南に位置しますが、中信です。長野県人のうちのかみさんだって「へえー」と驚くくらいですから、県外
            の方から見れば不思議でしょうね。何故北にあるのに中信かというと、右の図をご覧になれば幾分分かるかと思
            います。廃藩置県後は筑摩県と長野県は別の県でした。地形条件、JR線等から現在でも大町市以北の白馬村、
            小谷村は松本市が教育・経済の中心となっております。木曽地方も塩尻市、松本市の経済圏です。ちなみに、小
            谷村は松本ナンバー、私の住む飯田も松本ナンバーで南信の諏訪湖周辺(岡谷、諏訪、茅野市、諏訪郡)は諏訪
            ナンバー、東北信は長野ナンバーです。昔から長野市と松本市は仲が悪く、長野県は連邦県として統一を図るた
            めあの県歌「信濃の国」が生まれたのだとする説があるようです。
            余談ですが、新潟県も北から「下越」「中越」「上越」地方と呼びますが、逆じゃないの?と思いませんか?新潟県人
            が近くに居ましたら「何で」と聞いてみてください。
                            26.11.24


                    
                         始まった柿取り  実家の柿畑にて             黄葉した梨園  自宅近くにて 26.11.3
                 
            11月に入り当地方特産の「市田柿」の加工が始まりました。実家でも柿を栽培し、皮を剥いて干柿にして市田柿
            を出荷しているため、毎年、11月の土日は柿取りの手伝いで潰れてしまいます。中旬からはリンゴ「ふじ」の出荷
            も始まるため、近所の果樹農家も大忙しです。今日は天気予報は雨ということでしたが晴れたため、かみさんと
            実家に柿取りの手伝いに行って来ました。梨園もすっかり黄葉し、写真のように棚の下は真黄です。
 26.11.3                                 


     

                          
                                「稲はざ」に刈り取った稲をかけて天日で乾燥させる 26.9.13
                                左後方は飯田のシンボル風越山正面は座光寺富士
                 
             3連休でしたが稲刈りホリデーとなり、実家の田んぼに行って稲刈りの手伝いをしました。以前は6反歩(0.59ha)
            あった水田も小学校の用地や果樹園に変わり、今は2反歩程です。我が家では昔ながらに「稲はざ」を作って、2週
            間ほど天日乾燥させてから脱穀を行ない、籾摺りはライスセンターに持ち込んでおります。近年は刈り取りと脱穀を
            同時にやってくれるコンバインの普及で、兼業農家や手間が無い先は殆どがコンバインです。昔は稲刈りは一家総
            出で行ない、子供も「はざ杭」運びや、稲をはざに寄せたり、はざ掛けを手伝わされましたが、今ではそんな光景も
            見られなくなりました。実家では両親(85歳、82歳)がまだ元気で「はざ掛け米」にこだわりがあるようです。
             今日は敬老の日、長野県は日本一の長寿県です。 先日のテレビ番組で黒柳徹子さんの元気の秘訣を取り上げ
            ておりましたが、よく食べることと、おしゃべりが元気の元のようです。1933年の8月生まれで、母親と1つしか違わな
            いとはとても思えません。私の母親も容姿こそ黒柳徹子さんには到底及びませんが、元気で未だにホンダスーパーカブ
            で飛び歩いております。肉、魚をよく食べ、毎日、直売所へ自分が作った野菜や花を出荷するのを生きがいにして
            いるようです。高齢者の就業も長寿に起因しているようです。                       26.9.15


                          
                               連日の雨で水が溜まった鳥ヶ池  標高約1,850m  26.9.7

            写真は南アルプスの登山口の三伏峠(峠と名のつく地名で日本一高所にある2,560m)に向かう鳥倉林道から奥に
           入り、林道終点から急登を10分程登った所にある「鳥ヶ池」です。池と言っても窪地に雨水が溜まるだけで、好天が
           続くと干上がってしまいます。水が溜まっていれば野生動物たちのオアシスであり、足跡や糞がかなり確認できます。
           そんな環境ですので、昨秋センサーカメラを仕掛けたところ、キツネ、シカを撮影出来ました。クマが撮影出来ないか
           と、今夏7月19日から仕掛けて、9月7日に確認に行ったところ遂に熊が撮影されておりました。8月に入ると雨が多く、
           どしゃ降り状態でも深夜に鹿が活動しているのが写っており、驚きました。鹿は雨宿りしないのでしょうか?鹿に比べ
           て数が圧倒的に少ない熊を撮影するには「けもの道」を見極め、カメラに旨く入る方向、角度を考えます。相手が動
           物だけに何処から来るか予想が難しいです。センサーカメラのパイオニアで動物写真家の宮崎学さんの技術の凄
           さを改めて感じます。野塾写真館に熊の写真をUPしましたのでご覧ください。       26.9.8


                          
                             
             8/25~8/29迄、千葉県の鎌ヶ谷市へ研修に行っておりました。私の住む飯田から鎌ヶ谷市まで行くには新宿まで
            出て、JR山手線、常磐線、京成電鉄と乗り継ぐ方法が一番楽な訳ですが、5時間掛かります。高速バスは所要時間
            4時間ですが、渋滞、事故に巻き込まれると6時間以上掛かることもあり、娘が学生時代に帰省し戻る際、8時間半も
            掛かったことがありました。北海道、九州と全国各地から集まった中で、石川県の輪島市から来ていた方も5時間半
            掛かったようですが、来年、北陸新幹線が金沢まで開通すれば東京までは2時間と言っておられました。同じ長野県
            でも、長野市、上田市からは長野新幹線、諏訪市からは中央線の「特急あずさ」の利用で格段に早く、飯田とは格差
            が大きいのです。上の図をご覧ください。リニア中央新幹線の計画ルートです。13年後の2027年に品川~名古屋間
            を最短40分で結ぶというものです。各県に1つの駅を設置し、長野県は飯田に駅ができます。我家から直線で1.5km
            のところです。駅は地上20mの無人駅で、駅周辺の開発が大きな課題となっております。都会から観光客等の来県
            を期待しているようですが、全線の8割が地中で地下鉄のようなものですから、ビジネスでの利用が中心で、観光利
            用は少ないと思います。入込客より、都会に買物等で出て行く方が多いと思います。単なる通過駅とならないように
            市では有識者の意見を聞いたり、他の新幹線駅の成功事例も参考に計画を進めているようですが、観光資源が少
            なく、仕事でとなるとさらに企業が少ないため、リニア駅効果は田舎に住む消費者しか恩恵はなさそうに思います。
                           
                                               26.8.31


                           
                                      白馬五竜高山植物園 コマクサ園 26.7.21

             3連休最終日、海の日でしたが、山へかみさんを一緒に連れて行こうとしたところ、2、3時間も歩くのは嫌という事
            で、白馬五竜スキー場にある「白馬五竜高山植物園」に行って来ました。ゴンドラ、リフトを乗り継いで、スキー場最上
            部の地蔵ケルン下まで上がり、遊歩道を散策しながらゴンドラ乗場まで下ってきます。遊歩道の周りには、ニッコウキ
            スゲ、コマクサ、ヒマラヤの青いケシが今、ちょうど見頃です。標高1,500mの風は実に爽やかで、眼下に広がる田園
            風景や、バックにそびえる白馬連峰も素晴らしい眺望です。大型バス、県外ナンバーの車で賑わい、スキーシーズン
            以上に人が来ているような感じでした。スキー人口の減少で各スキー場とも、冬季以外の集客にそれぞれ頑張ってお
            られます。8月の盆過ぎ頃からはシモツケソウ、カライトソウが濃いピンクの花を咲かせ、紅葉の11月まで楽しめるよ
            うです。ゴンドラ+リフト往復券は2,200円、駐車場は無料です。爽やかな高原の空気を吸いにお出かけください。


            火曜日に研修があり、前日午後出て久しぶりに東京に行って来ました。久しぶりの東京の印象は、電車内のスマ
           ホいじりの多さに唖然としました。長座席に座っている人全員がスマホに夢中で、停車のたびに乗り込んで来る乗客
           の殆どが片手にスマホを握り、電車が動き出すと同時にいじりだすというありさまです。また、食堂ではスマホをテー
           ブルの上に置いて右手で箸を持ち、茶碗も持たずに左手でスマホをいじりながら食べている光景も見ました。我が子
           だったらぶっ叩いてやるところですが…。携帯で会話している訳でもないので、他人に迷惑をかけている訳ではあり
           ませんが、異様です。便利な機器であるがゆえに、節度を持って使用しないと人間がどんどんダメになっていくような
           気がしてなりません。よその国ではどうなんでしょうか?                              26.7.16


                            
                                カモシカとシカの共演 八ヶ岳オーレン小屋付近にて 26.6.30 15:37

            南八ヶ岳の横岳にツクモグサを見に行って来ました。あいにく稜線はガスで被われ、赤岳を主峰とする八ヶ岳連峰
           は、ほんの数秒しか見ることが出来ませんでした。もう7月だというのに稜線は寒くて、耳が凍ってしまいそうだったた
           め、タオルを耳までかぶり、その上に雨ガッパのフードを被って凌ぎました。梅雨の時期に咲くツクモグサは、北海道
           の一部と、本州では白馬岳と南八ヶ岳の横岳周辺でしか見られません。ウルップソウも咲き始めておりましたが、この
           花も本州では白馬岳と横岳でしか見ることが出来ない花です。稜線の岩場は今、オヤマノエンドウが最盛期で、紫の
           花を咲かせています。 帰りに「赤岩の頭」からオーレン小屋に下って来たところ、オーレン小屋の幕営地でカモシカが
           草を食べていて、その向こうにはニホンシカが見ておりました。野鳥を除いて、自然界の異なる動物を1枚の写真に一
           緒に写すことは、警戒心が強いだけにサバンナ以外は難しいと思います。今日は天候が悪くて山岳写真は空振りでし
           たが、最後に貴重な写真が撮れて逆転ホームランを打ったような気分で、足取りも軽く桜平の駐車場まで戻れました。


           クラシック音楽に浸る至福のひと時
           
先日、高嶋ちさ子と加羽沢美濃のクラシックコンサートを聴きに職場の仲間と、かみさんも一緒に長野市まで行って
           来ました。高嶋ちさ子はご存知のバイオリニスト、加羽沢美濃はピアニストでこれまた凄い方でした。特別ゲストでミス
           日本着物グランプリに輝いたバイオリニストの松本欄は「天は二物を与えず」なんて嘘だという証明になるような知性溢
           れる女性でした。娘が大学で交響楽団に所属し、社会人となった今でもチェロを習い、発表会など見に行ったりしてい
           るうちに生のクラシックに触れる機会がありました。また9月には中津川市、塩尻市で高嶋ちさ子と12人のバイオリニ
           ストの公演会があります。松本で数年前に聞きましたが演奏も素晴らしかったし、お笑い芸人並みの面白いトーク有り
           で、是非お勧めいたします。9月7日(日)中津川市、9月20日(土)塩尻市です。高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト
         
   超一流の演奏が飯田から1時間圏内で聴かれる機会ですのでご紹介いたします。  26.6.23


                            
                         コンクリート壁に生える繁殖力(自宅付近)           天竜川河原にて

           ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)知ってますか?
            近年車で走っていると見かけるようになった植物です。子供の頃には見かけた事がなく、10年程前から急激に増
           えてきているように感じます。最初は何と言う植物か分からず、家の図鑑にも載っていなかったため、かわらんべ
           堤先生に写真をメールして教えていただき、「ビロードモウズイカ」と分かった植物です。原産は地中海沿岸で、帰化
           植物です。葉っぱは細かい毛で被われ、まさしくビロードの様です。明治初期に日本へは観賞用として「庭タバコ」と
           いう名で導入されたものが野生化したようです。ハーブとして鎮静効果もあるようです。
       26.6.15


                        
                              カラスノエンドウ(学名 ヤハズエンドウ マメ科ソラマメ属)
              
          土日と絶好の天気に恵まれ、自宅から見える南アルプスの残雪も大分雪解けが進みました。そんな週末でしたが、
         実家の梨の摘果作業の手伝いで果樹園に出て汗をかきました。近くの雑木林からはカッコウの鳴声が聞かれました
         が、繁殖期とあって朝から夕方まで1日鳴いていて、野鳥は声帯を痛めないのかと感心しました。畑の隅にはこの時
         期カラスノエンドウが蔓延っています。今では厄介な雑草として扱われていますが、原産地は中近東から地中海周辺
         で、古代に作物として栽培されていたという記録があるようで、食べられる植物のようです。写真のように3~4cmくら
         いのエンドウが実り熟すと鞘が黒くなります。このことから「烏の豌豆」と呼ばれるようになったというのが一般的定説
         のようです。私は以前からこのエンドウの実が、食材として活用できないものかと思っていました。都会では知らない
         人が大勢いるだろうし、「ミニエンドウ」としてレストランで使えば珍しいと評判になりそうな気がします。そこで物は試し
         とばかりに若い鞘を摘んで、普通のエンドウと同じように味噌汁に入れて食べてみました。ところが若い鞘だと思った
         のに意外と硬く、喉につかえるようでした。味も香りも余り感じられませんでした。食べるのならもっと若い鞘を選んだ
         方がよさそうです。葉や茎、花も食べられるようで、天ぷらや油炒めが美味しい調理法であることを後で知りました。
         今度また試食してみたい処ですが、かみさんは懲りたようで次回の協力は得られそうにないので、自分でやるしか無
         さそうです。
          子供の頃、実が入って膨らんだ鞘を摘んで豆を取り出し、両端をちぎって笛にして鳴らしたものですが、今の子供た
         ちはそうした遊びを知っているでしょうか?カッコウの鳴声と雑草一つで農作業の疲れも癒された土日でした。26.5.18


                        
                               猿倉台地から杓子岳ジャンクションピークを仰ぐ 26.5.11

          GWの最終日に山スキーに出掛けようとしていたところ、山は荒れたようで各地で遭難が相次いだため、家族に余
         分な心配をかけてはと断念しました。日曜日は絶好の天気という予報であったため、昨日の職場の運動大会で筋肉
         痛であるのに鞭打って気合を入れて3時起床。3時半に家を出て白馬大雪渓入口の猿倉駐車場へ向かいました。初
         夏のような暑さと柔らかい雪に足を取られ悪戦苦闘の山行となりました。写真の真中の沢をつめ、左から繋がる尾根
         に出て、そこからさらに200m程上がったコルから滑って来ました。まだまだ雪が豊富にあり、新緑とホトトギスの鳴声
         を楽しみに6月もう一度来たいと思います。
野塾写真館に写真を掲載してあります。  26.5.11


                         
                               アカヤシオ  飯田市南信濃 戸倉山にて  26.4.27


          職場の後輩親子と旧南信濃村の戸倉山に行って来ました。戸倉山は伊那山脈(天竜川と南アルプスの間にある
         山脈)にあり、遠山郷のマッターホルンと呼ばれるとんがった山です。 この時期、飯田市の市花に指定されている
         「ミツバツツジ」、飯田下伊那地方ではここしか見る事ができない「アカヤシオ」が満開を迎え、見事です。
          登山口の南信濃名田熊地区の林道終点から、つづら折れの坂を20分ほど登った所に104歳と94歳の遠山夫妻
         のお家があります。最近ご主人が隣町の病院に入院されたようで、奥さんが一人でお家を守っているようでした。
         帰りにお茶をご馳走になりましたが、私を憶えていてくれてる様子でした。和田に息子さん夫婦が暮らしているとは
         いえ、普段は滅多に人と会う事が無いと思われます。「若い衆の所に行けばいいんだが、行ってもすることがないも
         んで、ボケちゃうでな。わしゃ、ここが一番いいんな。」 ご主人は家に戻って来られそうにないようですが、一人にな
         っても家を離れないだろうと感じました。「また来てな。」 秋にまた来ますと言って遠山家を後にしました。 26.4.27
          野塾写真館に写真を掲載してあります。


           
                 ライトアップされる「麻績の里舞台桜」  26.4.9                  麻績の里舞台桜隣のソメイヨシノ   26.4.9 
        

          桜のライトアップは樹木の寿命を縮めていないか?
        
近年の桜ブームは異常な程で、ライトアップが12、3年程前から全国的に急速に広がり、飯田地方も有名な桜には
        ライトアップがされ、夜桜見物で賑わっております。私の母校の旧座光寺小学校の「麻績の里舞台桜」 も自治会が中
        心となり開花から散り際の2週間程、夜9時半までライトアップがされ、もう13年程になります。私は桜に人工的な光を
        当てることで桜への影響は無いのか?とずっと疑問を抱き、知り合いの庭師や樹木医に聞いた事があります。 木に影
        響があるかは分からないが、花の寿命を早めるという回答でした。イネは防犯灯や街路灯の明かりで穂が出ないとい
        う実例がかなりあるようですが、樹木に与える影響は専門にまだ研究がされてないようです。
         右の写真をご覧いただきたい。花の付いてない枝がお分かりいただけたでしょうか?この木には数箇所こうした現象
        が見られ枯れているようです。さらに、上の方には「テングス病(天狗巣病)」の症状を確認しました。テングス病は切断
        するしか治療法が無く、葉が出る前に退治しないと増殖し、行く末は枯れ死となる桜の厄介な病気です。そばにはLED
        の防犯灯があって一晩中煌々と点いております。写真左の舞台桜の左側にある桜がその木で、石段の右側にあります。
        大勢の桜見物人の中に、気がついている人が何人いるでしょうか?防犯灯の光が原因かどうか専門家や樹木医に診
        てもらいたいものです。他の木にはこの現象が見られないことから、防犯灯が原因だと私は考えます。舞台桜も数年前
        からライトが10台余に増え、明るさもかなり明るくなっております。幹の裏側をご覧いただけば、この木が相当深刻な状
        態であることがお分かりいただけると思います。花の時期は結実に向けて植物が一番体力を消耗する時期で人工的な
        光で樹木のセンサーを狂わせ、ストレスを与えないよう、皆で関心を持って見ていただけることを願います。 26.4.9       


                            
                                桜が咲きはじめた元善光寺 飯田市座光寺 26.3.29

          3月も終わりである。4月からは新年度、そして消費税率のアップがスタートする。此間正月だったと思ったら1年の
         4分の1が終わってしまう。年を取ると日が経つのが本当に早く感じてしまう。自宅から車で5分程にある元善光寺はい
         つでもお参りに行けれるのでいいやと、正月の混雑を避けて初詣に行ってなかったので、こんな時期になってしまった。
          このところの暖かさで桜も開花が始まり、来週末は八分咲きくらいになりそうである。桜、桃、梨、林檎と家の周りは4
         月いっぱい花に囲まれ身近で花見ができます。

          それにしても消費税率の引き上げで一番ズシリと来そうなのは「ガソリン代」なのだ。1ℓ当たり5円は上がりそうだし、
         電気料金も太陽光発電の買取り分を上乗せされ、値上げとなるようである。マスコミは増税前の駆け込み消費を放映
         し消費をあおっているが、増税の根拠をもっと詳しく解説すべきで、一般庶民を政治に関心を持たせるよう導くべきだ。
         当面自民党政権が続きそうで、野党も権力抗争に明け暮れ、国民に目が行っておらず自民の暴走を抑制できない。
         庶民の怒りは何処にぶつけたらいいのか?学校のイジメのように、いじめても弱い者は仕返しができない。今の政治
         も同じようなものだ。結局一般庶民は昔から今になっても「お代官さまーおねげえだあー」と祈るしかないのである。


          日曜日の早朝、携帯電話のメールの音で起こされた。メールを見ると「悲しいお知らせ」とあり、また同年の親の葬
         儀のお知らせかと思いメールを開いて目を疑った。地区の同年の葬儀の知らせだった。すぐに送ってくれた同年会の
         幹事に電話し確認したところ、ガンで最近入院していたとのことで、それ以上の詳しい事は分からないということで、驚
         いた様子であった。2月に開いた同年の新年会に珍しく出て来なかったので、出張かと思っていたし、昨年の暑気払い
         には出て来ていたので、余計ショックである。58歳、もう少しで定年を迎えこれからが自分のための老後人生だという
         のに無念で逝ったに違いない。
          昨日、飯田市龍江公民館主催で、飯田市上郷出身で愛知県がんセンター中央病院院長の篠田雅幸先生の「ここま
         で進んだ がん治療」と題する講演会があり、お客様の勧めで聴講の機会に恵まれ、ガンは早期発見さえすれば完治
         できる病と認識して帰ってきた翌日の、ガンによる訃報だった。
          この歳になると体の何処かに異常が出て、気をつけなければいけない年代に来ている。 私の健康のバロメーターは
         食欲で、食べる量は若い時とまったく変わっていないのだ。健康診断でメタボだと言われ、保健師の指導で1日の食事
          量を模型を使ってご指導いただいたが、「え、これ1日分ですか?夕食だけでこれくらい食べちゃってます」と言って呆れ
         させてしまった。とにかく、何食べても旨い。健康の証と思い、食べれなきゃ終わりと考えてます。まだ体力は30~40代
         の自身があります。今シーズンも昨日までに15回スキーに行き満喫してますが、これも家族の健康と、両親がまだまだ
         健康なおかげと感謝しております。                                      26.3.9


                    
                    天竜川に架かる南原橋から上流を覗く 7:45                    自宅付近の農道  26.2.9    

            天気予報どおり関東甲信越は昨日から大雪に見舞われ、飯田で2013年以来の大雪で31cm、東京では実に
           45年ぶりに積雪20cmを超えたようです。この影響で交通機関がマヒし、首都高速では通常5分で行けるところが
           6時間も掛かるという事態まで起き、その様子をTVのニュースで流していました。昨日から自宅の庭の雪掻きを何
           度もやり、勤務する店の駐車場も交代で職員が出て、今朝も出掛ける前にと、7時前に店に行って雪掻きをしたた
           め腰が痛くなりました。雪景色が綺麗で、各地をとび回れば普段撮れない景色に遇えるのですが、そんな時間も無
           く、それでもと雪掻きの帰りに南原橋に回って雪の天竜川を覗いて来ました。南原橋は川面からかなり高い所に掛
           かる橋で、当地方では身投げの名所でもあります。今日初めて覗いてみましたが雪が積もっていたため、欄干が低
           くなって怖い思いをしました。悪条件時はひょうきんに近付かない方が無難と心しておかなければ…    26.2.9


            1日の土曜日に飯田文化会館において「飯田フォークフェスタ」が開催され、地元アマチュアグループで出演した
           山仲間のKさんから一番前のど真中のチケットを用意いただき、1970年代から80年前半に活躍した「五つの赤
           い風船」や「猫」「六文銭」「茶木みやこ…元ピンクピクルス」「三浦和人…雅夢」といった当時のスターの唄う姿をま
           じまじと見られる機会に恵まれました。今回の企画は当時地元で活動していたフォークグループのメンバー数人が、
           還暦を迎えたのをきっかけに、もう一度やろうと数年前より活動を始めて実現したものです。
            1964年(昭和39年)に東京オリンピックが開催され、1966年(昭和41年)にビートルズの来日公演があり、そ
           の影響でエレキギター、ドラムを使ったグループサウンズ(GS)の時代が1970年(昭和45年)頃まで続きました。
           GSの全盛期に大学生の間では反戦歌やカレッジフォークが流行り、GSが下火になりだした頃からフォーク全盛の
           時代へと入るわけです。私が小学生の5、6年生くらいから中1くらいまでがGSでその後、高校時代までがフォーク
           ソングの時代であったと思います。
            57歳より若い方には出演したグループを知らないと思いますので、簡単に紹介します。(出演順)

              ・茶木みやこ 元ピンクピクルス 同志社大学在学中に小林京子と組んで結成。ピンクピクルスとは京都に
                       ちなみ「しば漬け」の意味。東京オリンピックのマラソンで銅メダルを獲得し、その後メキシコオ
                       リンピックの期待の重圧から27歳で自殺した円谷幸吉選手の遺書を元に茶木みやこが曲に
                       した「ひとりの道」はあまりにも有名。
              ・猫       早稲田大学時代に結成した「ザ・リガニーズ」(海は恋してるが代表曲)のメンバーであった常
                       富喜雄、内山修らで結成。吉田拓郎のバックバンドも務める。「雪」がヒット、現在は元ダウンタ
                       ウンヴギヴギバンドのベース新井武士を加え3人で活動中。グループ名を決める時になかなか
                       決まらず、当時GSでは動物が使われていたことから犬でも猫でも…じゃ猫にしようと決まった。
              ・三浦和人  中京大学在学中に中川敏一と「雅夢」を結成。1980年にヤマハ開催のポプコンで「愛はかげ
                       ろう」を唄い最優秀曲賞を受賞。解散後はラジオのパーソナリティ等で活躍中。1958年生
              ・六文銭   小室等が中心となって1968年に結成。長野県朝日村出身の上條恒彦と唄った「出発(たびた
                      ち)の歌」は世界歌謡祭でグランプリを受賞、「雨が空から降れば」等代表曲。現在は小室等、娘
                      の小室ゆい、及川恒平、吉田拓郎の前妻四角佳子(よすみけいこ)の4人で活動。
              ・五つの   西岡たかしをリーダーに1967年に結成。当時からのメンバーの中川イサトは日本を代表する
               赤い風船 ギタリスト(フィンガーピッカー)「遠い世界に」「恋は風に乗って」が代表曲。歌詞に反戦的な主張
                      や若者への主張が感じられます。
            
             小室等氏は70歳、西岡たかし氏ももうじき70歳ということで、今でも唄い続ける姿に感動しました。入場者の7
            割以上が60歳以上の方で、当時を思い出して聞いていたと思います。当時の唄は心に浸み渡りますね。4時間
            という公演が短く感じました。
             三浦和人氏は、このような企画が全国的に広がって、もう一度当時の活動していた人たちを復活させよう。ぜひ
            続けて欲しいと熱望しておりました。                                        26.2.2
                       


           ホームページに不具合が生じ、17日から見られなくなっておりました。どうやら、パソコンがウイルスにやられた
          ようで、信頼できるウイルス対策ソフトでのチェック、アップデート、WEBパスワードの変更等を行ない、ようやく修復
          できました。読者のみなさまにはご迷惑をお掛けいたし、申し訳ございませんでした。安心してご覧ください。26.1.29      


                    
                        どんど焼き 26.1.5  AM 5:34       木島平スキー場(高社山山頂)  40度の斜面 26.1.5

           あけましておめでとうございます。年末年始の休みも今日で終わり、明日から仕事です。元旦から営業の店が増え、
          正月も休み無しの方が年々増えているような気がします。医療、警察、消防、交通機関以外は、元旦くらい休めばと
          思いますが…欧米のXmas、中国の旧正月の休暇を見習えと思います。
           毎年初日の出を見に行くのですが、今年も中川村の陣馬形山に出掛けて来ました。年末降った雪が凍ってジムニ
          ーでもやっとでした。今年は4台来ていただけで、南アルプスも中央アルプスも雲に被われ初日の出は見られません
          でした。正月中家の中にいてコタツにあたってテレビを見ていても食べて太るだけだと感じ、ナイタースキー、4日はヘ
          ブンス、5日はどんど焼きに行って餅を焼いて持ち帰り朝食にした後、木島平までスキーに行って来ました。 
           どんど焼きは地区の小学生親子が中心に行われておりますが、小学校を卒業してしまうと殆んどが翌年から出て
          来ません。私は末っ子が卒業してからも14年間ずっと出掛けており、ここまで来ると行かない訳にはいかなくなりまし
          た。初日の出もそうです。もうじき58歳になりますが、気力だけは若く持ちたいと思います。   25.1.5  


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